Hello world

Adobeの次期デスクトップアプリケーション環境である「Apollo」のα版が出ているので、ためしにインストールしてみました。
AdobeLabsからApollo Runtimeを選んでインストールします。これは従来のFlashPlayerみたいなもんだと思います。特に何を聞かれるわけでもなくインストールは完了します。
次にサンプルを実行してみました。
拡張子air」というファイルが、実行形式のようです。ブラウザ上でクリックすると、開くor保存のダイアログが出るので、とりあえずデスクトップに保存してみます。
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image10.png
保存すると、アイコンの形になります。拡張子airがApolloRuntimeに関連づけられているようです。
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image14.png
ダブルクリックをすると、次のようなダイアログが出ます。
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image4.png
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image6.png
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image7.png
Installを押すと、なにやらインストールを行うようです。
デスクトップにアイコンが出来ており、ダブルクリックで起動できます。
http://www.souko105.net/~hatena/20070323/Image8.png
立派なRSSリーダーです。Flashにある通信先制限もないし、ファイルの保存もできるようです。動作はちょっともっさりしています。
ソースもついていたので、中をあけてみました。・・・・?? asファイルがない。
探せど探せど、JavaScriptしか出てきません。

Apolloって、JavaScriptなのか?」

一瞬冷や汗が出ましたが、AdobeLabsをよく読んでみると、「HTMLベースの開発」というのと「Flexベースの開発」というのがありました。
HTMLベースの開発というのは、既存のHTML+JavaScriptベースのWebアプリをそのまま利用して、それに+αで通信やローカルアクセスが出来るような仕組みみたいです。MSでいうところのHTAでしょうか。Web開発に慣れた人なら、すぐに移行できそうです。
Flexベースは、まあそのまんまですね。Flex+ローカルアクセス=Apollo、という感じでしょう。

なかなか期待感の高いApolloですが、出来るならRuntimeをアプリと一緒に入れて実行できるようになるとよいと思います(Flashのプロジェクタみたいな感じ)
Runtimeをインストールするというだけで拒否反応を起こす人も多いので、「ファイルをコピーしてexeをクリックすればいいですよ」というのは、個人的には大変ありがたいです。あとCDからの自動起動も出来ますしね。