以前よりLinuxのバックアップツールとして「DAR」というのを愛用していますが、Windowsでも動いたので使い方のメモ。
ダウンロード
DARのサイトはDAR - Disk ARchiveです。
アーカイブは、http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=65612のdar64-2.3.7-i386-windows.zipです。
ところでDARって?
DARはtarのような感じで、ファイルをアーカイブ形式にしてバックアップできます。
フルバックアップだけでなく、差分バックアップも行えます。
またアーカイブの圧縮や、アーカイブの分割も行えます。
例えば「/home以下をgzipで圧縮。ただしmp3は圧縮しない。あとバックアップファイルは1000Mごとにスライスする」というようなことが出来ます。
バックアップをとる場合、バックアップ先のファイルサーバの種類によっては
ファイルのパス名が長かったり、ファイルが大きすぎるとファイルがコピーできないことが
あるため、DARを使って一定の大きさのファイルに分けられると大変便利なわけです。
(自社のファイルサーバにTeraStationを利用していますが、こいつはモロにそういった制限があるorz)
Windowsで使う方法
基本的な使い方は、DARで賢くバックアップをどうぞ。
コマンドの細かい使い方が書いてあります。
で、ここのページはLinux向けなので、Windowsで使う時のTipsを。
DARのWindows版は、Cygwin上で動作しています。従って、ファイルパスを書く場合は、「/cygdrive/」で
始まるパスを記述します。(例えばCドライブなら /cygdrive/c/ です)
パスセパレータは/でも\でもよいようです(/cygdrive/d\hoge\fugaはOK)
あとバックアップファイル名とかで日付を使うことが多いと思いますが、バッチファイルで日付を生成する場合
set backupdate=%DATE:/=% (変数backupdateに20080221が入る) set backuptime=%TIME::=% set backuptime=%backuptime:~0,6% (変数backuptimeに192010が入る)
という感じで書けば、変数に日付から生成した文字列が入ります。
(:文字=だと文字部分のものが削除され、~from,to だとfromからtoまでのsubstringになります)