NHKスペシャルを見て思った事

寝起きでつけたNHKで、「サイエンス・シミュレーション「人類 火星に立つ」」という番組をやっていました。
火星への有人飛行という内容で描かれたドラマで、宇宙船が地球を出発してから帰還するまでのお話でした。


単あるSFと思ってみていたのですが、ドラマが終わった後の第2部で、今現在リアルに火星への有人探査をするためにやっている研究を紹介していて、それがとても興味深いものでした。


宇宙船の設計の研究、素材の研究、人体の研究などがあり、中でも面白かったのは、推進力に関する研究でした。
火星を往復するためには巨大な推進力が必要ですが、宇宙船自体は極力軽いほうがいいわけで、おいそれと燃料を増やす訳には行きません。


それに対してのいろいろなアプローチが研究されていて、今よりも効率のいいエンジンを作るというアプローチはもちろんのこと、「燃料を生成する機材を無人飛行で先に火星に飛ばしておいて、帰りの燃料は火星で作る」というやり方や、「宇宙ステーションからプラズマビームを送って、宇宙船を押す」というやり方などが紹介されていました。
環境が宇宙になると、既存のアプローチとは異なる方向性での発想が必要になる、といういい例だと思いました。


IT業界も、環境の変化によって、既存のアプローチが正ではなくなる時が出てきます。それに対応するには、変化を感じる事と、変化を受け入れる事が重要なんだと思います。
新しい環境が以前の環境とどう違うのか、以前の環境の時のアプローチが新しい環境で通じるのか、そもそも新しい環境はほんとに新しいのか?という所を自分の目で見て考えるという事を、心がけたいなと思います。


そんな訳で、手持ちのMacを新しい環境にするべく、2Gのメモリを2枚発注しました。


いやいや、うっかりメモリ買った事の言い訳のためのエントリーではないですよ。