兼ねてからBTSを導入しようと思っていました、今まではプロジェクトメンバーが近くにいることもあり
なかなか導入に踏み切れなかったのですが、7月からは遠方のメンバーともバグ情報を共有する必要が出てきたため、
tracの導入に乗り出しました。
導入したのは、インタアクトという会社が出してくれているtrac0.10.4の日本語版。手順は以下の通り。
(OS Debian4.0)
- ダウンロードしたアーカイブを解凍
- セットアップを実行 [setup.py install]
このスクリプトで、/usr/share/tracにtracがインストールされます。
aptマンセー。modを使わなくても動きますが、なまら重いのでインストール推奨です。
Debian系はサイトファイルを使いますが、普通はhttpd.confに記述します。
次にプロジェクトを作成します。
- プロジェクトファイルを格納したいフォルダを適当に作成 [mkdir /home/hoge/testproject]
- プロジェクト初期化 [trac-admin /home/hoge/testproject initenv]
- Apacheのユーザーに権限変更 [chown -R www-data:www-data /home/hoge/testproject]
- Apacheにサイト登録 /etc/apache2/sites-available/tracに以下の記述を追加
<Location "/testproject"> SetHandler mod_python PythonHandler trac.web.modpython_frontend PythonOption TracUriRoot /testproject PythonOption TracEnv /home/hoge/testproject </Location>
で完成です。
これでひとまずブラウザからhttp://サーバのIP/testprojectでアクセスすればトップ画面が出ます。